新型インフルエンザの集団感染が起きた私立
関西大倉高校(
大阪府茨木市)の少なくとも9人の生徒が、保健所や
病院での受診の際に「関西大倉の生徒は、
簡易検査陽性の時点で感染者とみなす」との説明を受けていたことが19日、分かった。府は一時、検査の迅速化を目的に同高校・中学の生徒は詳細(PCR)検査を省くことを検討、結局撤回したが、この内容が現場に漏れたとみられる。
府によると同高校・中学の生徒、家族で18日夜までに感染が確認されたのは41人。実際にPCR検査を行わず判断したケースはない。学校関係者によると、保健所などでの簡易検査で今月17日〜18日に陽性と判定された生徒の保護者から、「『関西大倉の生徒であれば新型感染と判断するよう、指示が口頭で回っている』と説明を受けた」との問い合わせがあった。
さらに18日夕、学校側に「簡易検査で陽性反応が出れば、新型インフルエンザとみなすように府から説明を受けている」と茨木保健所から電話連絡があったという。しかし、その直後に府の
担当者から「通常通りPCR検査を行う」との連絡があり、生徒らはその後、PCR検査を受けた。
学校関係者は「生徒や保護者の心情を考えれば、非常に残念な対応だ」と話している。